いつもお世話になっております。アストロキングス制作PDです。

アストロキングスがリリースされてから早いもので今年の秋には2年目を迎えようとしています。まだまだ至らない点もありますが、アストロキングスを叱咤激励してくださる司令官の皆様にこの場を借りて感謝の意を表します。

前回の開発ノートに続き、今回は「インタースペース」コンテンツの最新の開発状況とさらに詳しい内容についてご紹介いたします。ご一読いただき、司令官の皆様からの貴重なご意見をお待ちしております。

「インタースペース」は元々、人類が外界勢力クルックスの脅威から身を守るために避難していた最初の場所でした。

この空間は一般的な宇宙空間とは違ってガスと不定型暗黒物質で充満しており、通常の航行が不可能でした。外界勢力から身を守るという点では恰好の場所でしたが、人類の発展と繁栄には多くの努力が必要とされる避難要塞のような場所でもありました。

人類は発展を重ねるうちにこの避難所から外の世界に足を向け、周辺の銀河系へと勢力を拡大していきました。

バノン皇帝がこの場所を捨て、新たな根拠地を帝国の首都と定めた日から皇帝の地位を失うまで、「インタースペース」は遥か遠くの銀河へと移住を断行した第2世代人類の故郷ともいえる場所でした。そして名実共に人類の領域圏の中心地でありました。

そしてAD3450年、クルックスの大々的な侵攻によりテネブリースを通して人類たちが繋がることができていたこの場所は、完全な断絶状態を迎えることになります。

 

[インタースペースの復元]

人類が「インタースペース」の復元に奮闘した理由には、単にそこから得られる経済的利益だけが目的ではありませんでした。

人類は外界勢力クルックスにさらに効率的に対抗するため、現在の断絶状態から脱却し、単一の人類として統合する必要性に注目しました。

こうした人類の努力が実を結び、そう遠くない将来、各銀河系は以前のようにテネブリースを通して「インターフェイス」に進出することになるでしょう。

 

[インタースペース進出方法]

「インタースペース」に進出するためには、まず第一に研究所で「インタースペース」進出のための所定の研究を完了する必要があり、研究が完了するとテネブリースを通して遠征団(Armada)を派遣できるようになります。

遠征団は1隻の中心母艦と多数の護衛旗艦、そして戦闘艦船で構成されています。 

中心母艦は「インタースペース」空域で事実上の惑星と同一水準で本部の役割を遂行し、敵の侵攻が発生すると遠征団防御戦闘の旗艦として配置される遠征団の中心的な戦力です。 
 
「インタースペース」は一般的な銀河系と比べ宇宙環境が過酷で、一定水準以上の防御能力を備えた艦船だけに進入が許されます。通常、旗艦の場合はT5等級以上、一般艦船の場合はT8等級以上である必要があります。 

[インタースペースの主な特徴]

「インタースペース」の宇宙空間は不定型暗黒物質の影響により、一般的な艦隊の航行は不可能です。

人類はこうした制約を克服するため「インタースペース」空域の至る所に宇宙灯台とゲートを建設しました。

遠征団はこのゲートと宇宙灯台周辺にある安全領域に限って航行することができ、

宇宙灯台は勢力識別コードで暗号化されているため、人類の艦隊であっても勢力圏の確認がとれた場合に限り移動と接近が認められます。

これは本来は人類以外の勢力による灯台の使用を制限するために考案された装置でしたが、皮肉にも人間同士の領域占有紛争を触発するきっかけとなってしまいます。

<インタースペース宇宙マップ概念図

 

 

[インタースペースの主な勢力]

「インタースペース」で人類勢力の分極化が誘発された結果、灯台を使用するために遠征団を派遣する際は、どの勢力に所属するのかを決定する必要があります。

「インタースペース」に形成されている勢力は、大きく分けて以下の4つの派閥があります。

 

  1. 星雲帝国 – 今は亡きバノン皇帝のクローンを中心に星雲帝国の復活のために集結した勢力。
  2. インぺリウムギルド - 帝国の商権を掌握し各種秘密任務を遂行してきたE.M.U商団から独自的に分化した勢力。
  3. テトラAI – テトメスを統制するA.I思考体が中心となった勢力で、オメガプランを通して初代皇帝「リヤ」を復活させ、テトメスの統制権を復権するという目標を持っている。
  4. 自由宇宙海賊連合 – 船長ルカ(Lukka)中心となり結成された海賊勢力。

 

[インタースペース領域の紛争]

各勢力は「インタースペース」で有利な位置を先占するため、指揮部を通して占領と防御作戦指示を伝え、また構成員たちへは作戦への参加を奨励するため、魅力的な作戦遂行報酬を準備することでしょう。

この場所で多額の作戦費用をかけてでも領域紛争を起こす彼らの最終的な目標は、「インタースペース」各地に隠された重要拠点を占めることです。

移住民第1世代の人類が「インタースペース」に建設したと知られる主要拠点には、「インタースペース」中心部に建設された「テトメス航路制御部」、未発見の他の宇宙と連結されたワームホールを管理する多数の「テトメスワームホール制御部」、そして初代皇帝「リヤ」が発見した古代アーティファクトが保管される多数の施設などがあります。 

現在までその全貌は明らかにされていませんが、各勢力の首脳部はこの未知の世界を勝ち取るその日まで、強力な連盟を自身の支配下に置くための不断の努力を重ねていくことでしょう。

 

以上、開発チームが準備中の「インタースペース」コンテンツに関して概括的に紹介させていただきました。
 
「インタースペース」は全銀河系の強者たちが集う、極めてエキサイティングな対決の場となることが期待されます。そして今まで完全に断絶されていた他の銀河系の司令官たちとの疎通・協力が可能な統合された空間となることでしょう。

開発チームでは、現在「インタースペース」コンテンツのアップデートに向け万全の準備を進めており、リリース2周年の節目となる時期を前後して司令官の皆様にお披露目するという目標を掲げ、日々開発作業に取り組んでおります。

少々長いと言えば長い時間かもしれませんが、インタースペースをお届けできるその日まで、コラボイベント等を含め多様なイベントを通して魅力的なコンテンツをご提供する一方で、お待ちいただいた時間が無駄にならないよう最高の状態でお披露目できるよう最善を尽くしてまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

20214 アストロキングス辺境惑星の司令官 Sunny Choi